プロバイオティクス混合飼料CRONOBEとは何か

1. CRONOBE(クロノーブ)とは何か

以下にCRONOBEの構造・働きその考え方について簡単に説明させていただきます

◆家畜用CRONOBEの利用目的はできるだけ薬品に頼らずに健康な家畜を育てること
 健康に育った食べ物をいただけば、人間も健康でいられるはず。安心安全で健康な食の追求は、生産者として当然求められることです。特に福島原発事故以降の消費者の安心安全への意識が高まったことで、一般家庭のご飯は“安心安全は当たり前”でそのうえで“美味しく”“安く”“便利に”が主婦の求めるところとなっているようです。
現在CRONOBEを2年以上ご利用いただいている養豚場では一切抗生剤を使わない無投薬で養豚が行われており、なおかつCRONOBE給与群は非給与群に比べて肥育日数が5%短縮されました。安心安全な豚肉をより安く生産することに挑戦され実績を上げています。
食料自給率を高める根本は、消費者の支持を得られる家畜生産であることだと思います。誰もが食べられる食品は、「安心安全」「美味しく」「便利に」しかも「安く」なくてはならず、家畜用CRONOBEはそういう生産者に支持されなければならないと考えています

◆競走馬用CRONOBEの利用目的は本来持っている能力をフルに発揮していただくこと
生まれながらにして持っている才能をいかんなく発揮し、勝てる馬を育てるためにCRONOBEは競走馬の消化吸収を助け健康を増進します。アスリートホース用のCRONOBE―RはJRA競走馬理化学研究所の検査に合格していますので出走馬にもご利用いただけます。また、より厳選した原材料と強化されたミネラル群がいっそうの効果をもたらします。
本来家畜用に開発されたCRONOBEですが、縁あって競走馬でのご用命をいただき開発を続けて出走馬用のCRONOBE-Rと育成牧場用のCRONOBE-Sの2つのラインナップで多数の厩舎牧場でご利用いただいております。

◆21億個/gの生きた100種類余りの菌が腸内細菌叢を整えます
CRONOBEには、100種類余りの微生物が1gあたり21億個共生しています。
本来哺乳動物の消化器官には、多数の微生物が生息しています。宿主である哺乳動物の消化吸収を助け、同時に宿主の食事由来の栄養源を得るという共生関係にあります。それらの微生物は本来土壌由来であり、野生の環境においては大いに摂取する機会があるものですが、現代の家畜やペットそして人間等は自然に摂取する機会が少ない環境に暮らしています。そこで、経口で給与して腸内細菌叢を豊かにし、消化吸収能力を高め健康に導くことがCRONOBEの役割です。

◆宿主の消化吸収能力をたかめ健康に導く微生物の働き
食べ物は口でかみ砕かれ、消化酵素によって分解されどんどん分子の小さな物質になってゆきます。最終的には腸管の細胞膜を通って吸収されるまでの小さな分子になるわけです。そのとき生体にとって有効な様々な種類の分子となって吸収されるのですが、その最終段階に多くの微生物が関与していることが考えられます。CRONOBEはこの多様な菌を補います。我々を含め哺乳動物の体=命のもとは食べ物であり、消化吸収能力の違いにより同じものを同じだけ食べてもその結果には大きな差が生まれます。

◆哺乳動物は腸内細菌と共生関係にあるのが自然の姿
微生物のなかには大腸菌のように生体にとって毒物となる異常なタンパク質(ベロ毒素など)をつくる菌もあります。これらは家畜の下痢の大きな原因となっており、生育を阻害し飼料効率を悪化させます。しかしそうした異常なタンパク質を窒素元として活用する乳酸菌などもあります。大腸菌にも役割があるのです。
他にも様々な働きをする微生物が混在し共生関係にあるのが健康な腸内細菌叢であるというのが我々の考えです。特定の菌を増やしたり、特定の菌を死滅させたりするのでなく、いろいろな菌が相互に影響しあいながらも宿主にとって良好な状態であることがより自然に近い望ましい腸内環境であると考えています。

◆CRONOBEは生菌にこだわります
現在微生物の利用の世界では「死菌」でも効果があるといわれています。加熱するなどして不活化した死菌の方が生菌に比べて扱いやすいというメリットもあります。死菌でも有効性のあるものもいろいろとあるのだと思います。けれどもより野生に近い飼い方により健康に導く、微生物と共生する腸内環境を整えることが健康につながるという我々の思想とは違います。家畜は、より野生に近い環境で飼育される方が健康でいられます。人間の作業効率や濃厚飼料で育てるために畜舎というストレスの多い環境で飼育されている彼らを健康に導くためにCRONOBEをご利用ください。

◆CRONOBEは安心安全な材料にこだわり作っています
CRONOBEの主原料は米糠ですが岩手県内の農家と契約栽培にて減農薬減化学肥料もしくは有機JAS認証の原材料を使用しています。もちろん放射性物質の検査では不検出でした。家畜用CRONOBEの場合、最終的には人の口に入る食品の原材料となるのですから当然のことであると考えています。
食品加工工場レベルの管理の元ですべての原材料を滅菌し、純粋培養された種菌を添加し培養しています。さらに其々の対象動物によって原材料、添加量、製造工程を工夫し製造しています。